東京経済大学::東経大国際歴史和解研究所主催講演会「中国東北における日本関東軍の軍事要塞について」
日時 2009年6月20日(土曜日) 10:40~12:10
場所 東経大国分寺キャンパス C301教室
講師 王希亮氏 (中国黒龍江省社会科学院歴史研究所教授)
<入場無料>
東経大国際歴史和解研究所は、中国における日本の植民地支配研究の第一人者である中国黒龍江省社会科学院歴史研究所の王希亮教授を招聘し、講演会「中国東北における日本関東軍の軍事要塞について」を開催します。
――日本軍は、1930年代から40年代にかけて、中国東北部(旧満州国)と旧ソ連との国境地帯に対ソ戦に備えた巨大な要塞群を築いた。この国境要塞は、第1次大戦後にドイツとの戦争に備えてフランスが築いた要塞線になぞらえて「東洋のマジノ線」とも呼ばれた。しかし、この軍事要塞は、厳重な軍事機密だったため資料はほとんど残されていない。
王希亮教授には、これまでの調査研究をもとに、この軍事要塞の実態、その建設に動員され軍事秘密保持のために「丸太」として「731部隊」に送られた中国人、さらには朝鮮から強制的に連行された「慰安婦」について、講演をいただく予定である。なお、講演ではパワーポイントを使用される。
この講演の目的は、過去を真摯に直視し、自国の戦争責任を問い、旧植民地国の信頼を得るためである。歴史認識を問うのは、過去にこだわることではない。過去を通じて未来を問うことである。歴史認識を深める究極の目的は、対話を重ねて互いの信頼を築くことである。旧植民地国との心を開いた「対話」の機会を持つことがなく、信頼関係を築くことが出来なかったことが、現在においても日本が旧植民地国と和解を達成できないことの大きな要因である。そのような対話と和解への試みは、加害者としての私たちが行わねばならない。私たちが理解されるのではなく、理解しようとした時に、被害者が始めて心を開き、真の対話がはじまるからである。――
お問い合わせ先:本学広報課(042-328-7724)